射精後に回復するまでの時間(不応期)と2回目の過ごし方
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射精したあと、しばらく刺激を受けても勃起しにくく、触られるとくすぐったいか不快に感じる時間があります。これが不応期で、誰にでもある体の反応です。気合いや慣れでなくせるものではありません。
射精後にはプロラクチンなどのホルモンが増えることが知られていて、不応期に関わると考えられています。ただ、ホルモンだけでは説明しきれず、神経の働きも含めて、仕組みはまだはっきりとは分かっていません。
年齢でどのくらい変わるか
一般に、年齢が上がるほど長くなります。下の表は目安で、同じ年代でも人によって、同じ人でも日によってかなり違います。
若いころより時間がかかるようになったとしても、それは自然な変化です。病気ではありません。
年齢のほかにも、寝不足や疲れ、お酒、短い時間に何度も射精したかどうかで回復の早さは変わります。気持ちの高まりや状況の新鮮さで変わることもあります。糖尿病や高血圧などの持病、飲んでいる薬が影響する場合もあります。
2回目を楽しみたいとき
不応期の間を「待ち時間」と考えると、焦りが出ます。早く勃たせなければと思うほど緊張して、かえって勃ちにくくなるものです。
射精したら終わりにせず、キスや抱き合う時間、体へのやさしい愛撫を続けてみてください。1回目でパートナーがまだ満足していないなら、手や口で相手の気持ちよさを優先する時間にするのもいい方法です。挿入だけがセックスではありません。汗をかいていたら水を飲んで、少し話をするくらいの余裕があるほうが、自然に気持ちが戻ってきます。
1回目で体力を使い切らないこと、お酒を飲みすぎないことも効きます。2回目は1回目より射精までの時間が長くなる人が多く、ゆっくり楽しみやすいという面もあります。
一方で、2回目を歓迎する人もいれば、1回で十分、もう疲れたという人もいます。「もう少し続けたい?」と軽く聞くくらいがちょうどいいでしょう。続けるなら、コンドームは新しいものに付け替えてください(使い方は性感染症と避妊の基礎知識へ)。
同じ日の2回目にこだわらず、翌朝に回す、日を分けるという選び方もあります。
回復の土台になる生活
不応期をはっきり短くできる方法は、今のところ確立していません。特定の食べ物やサプリで短くなるという確かな根拠もありません。役に立つのは、性機能の土台になる体全体の調子を整えることです。
ウォーキングのような有酸素運動や筋トレ、十分な睡眠、禁煙と節酒。地味ですが、どれも血管の健康と関わっていて、勃起の質にもつながります。睡眠不足は男性ホルモンの低下と関係があると報告されています。
勃起しにくさが気になる場合、ED治療薬が選択肢になることもあります。ただ、これは勃起を助ける薬で、不応期そのものをなくす薬ではありません。一緒に使えない薬もあるため、使うなら必ず医師の診察を受けてください。ネット通販や個人輸入の薬は、偽造品の危険があるので避けたほうが安全です。
受診を考えたいサイン
次のような変化があるときは、泌尿器科(男性外来)や内科で一度相談してみてください。
- 以前と比べて、急に回復が遅くなった
- 性欲が落ちた、疲れやすい、気分が沈むといった変化も一緒にある
- 勃起しにくい、朝の勃起が減った
男性ホルモンの低下(LOH症候群)や生活習慣病が隠れていることもあります。年齢のせいだと決めつけず、気になるなら早めに相談するほうが安心です。
時間の長さやペースについてはセックスの平均時間、射精のコントロールは早漏の目安と改善の方法で詳しく書いています。




