セックスの挿入時間は平均何分?研究の数字と満足度の関係
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挿入してから射精するまでの時間は、思っているより短いのが普通です。
Waldinger らが2005年に Journal of Sexual Medicine に発表した研究では、オランダ・イギリス・スペイン・トルコ・アメリカの5カ国、約500組のカップルにストップウォッチで計ってもらいました。結果は中央値で約5.4分。短い順に並べると、ちょうど真ん中の人が5分半ほどだったということで、半分の人はそれより短かったことになります。
一番短い人は約0.5分、一番長い人は約44分でした。幅がこれだけ広いので、「何分なら普通」と線を引くこと自体にあまり意味がありません。
アダルト作品の長さは参考にならない
作品では挿入シーンが何十分も続くことがありますが、撮影は休憩をはさみながら長い時間をかけて行われ、それを編集でつないでいます。体位が変わるたびにカットが入っていることにも気づくはずです。あれを基準にすると、ほとんどの人が「短い」側に入ってしまいます。出演者と一般の人の違いはAV男優と一般男性の違いで詳しく書いています。
専門家が考える「ちょうどいい時間」
Corty と Guardiani が2008年に発表した調査では、アメリカとカナダのセックスセラピストに挿入時間の評価を聞いています。
一般の人の満足度を直接測ったものではなく、専門家の見方をまとめたものです。それでも、長ければ長いほどいいわけではない、という点ははっきりしています。
長く続けすぎると、潤いが足りなくなって摩擦で痛みが出たり、粘膜に小さな傷ができたりします。小さな傷は性感染症のかかりやすさにもつながります。お互いに疲れて、楽しめなくなることもあるでしょう。痛みや乾きを感じたら、ローションを足す、ひと休みする、そこで終わりにする。どれを選んでもかまいません。
時間より満足度を左右すること
前戯を急がないこと。女性の体は、気持ちがほぐれて十分に興奮してから受け入れる準備が整います。何分やれば正解という決まりはなく、相手の反応を見て進めるのが一番の目安です。いきなり性器に向かわず、首筋や背中、太ももなどからゆっくり触れていくと、どこで反応がいいかも分かります。乾いたまま触れると痛いので、潤いが足りなければローションを使うのは自然なことです。
言葉で確かめること。「気持ちいい?」「もう少し優しいほうがいい?」という一言は、相手の好みを知るためにも、同意を確かめるためにも欠かせません。前の相手でうまくいったやり方が、今の相手に合うとは限りません。体がこわばる、黙り込む、顔をそむけるといった様子があれば、一度手を止めて声をかけてください。「今日はやめたい」と言われたら、すぐにやめるのも大事なやり取りの一つです。
終わったあとの時間。終わってすぐ背を向けたりスマホを見始めたりすると、相手は置いていかれたように感じがちです。しばらく寄り添うだけで十分ですし、すぐシャワーを浴びたい人もいるので、相手に合わせれば大丈夫です。
AVのような激しい動きは、実際には痛みや疲れにつながることが多いものです。強さは相手の反応を見ながら調整してください。
早すぎる・遅すぎるが気になるとき
国際性機能学会(ISSM)の定義では、早漏は時間だけで決まりません。最初から挿入後おおむね1分以内、またはある時期からおおむね3分以内に射精してしまい、ほぼ毎回遅らせることができず、本人がそれで悩んでいる。この3つがそろった状態を指します。数分で射精する人は、研究の数字から見てもまったく珍しくありません。
逆に、射精までに極端に時間がかかる、または射精できないことで本人やパートナーが困っている場合は、射精障害(遅漏)として治療の対象になることがあります。何分以上という基準はなく、困っているかどうかが目安です。
自分でできる練習や受診の目安は早漏の目安と改善の方法にまとめています。1回目が短くても、時間をおいて2回目を楽しむカップルもいます。回復までの時間は射精後に回復するまでの時間を参考にしてください。
時間の不安は、一人で抱えるより話してしまったほうが楽になることが多いものです。長いほうがいいと思っているのは、自分だけかもしれません。




